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換気システムは第一種と第三種のどっち? メリットから選ぶ種類と違い

2023 8/01
パッシブデザインと高気密高断熱
2023年8月1日
当ページにはPRを含みます
換気システムは第一種と第三種のどっち? メリットから選ぶ種類と違い|新築ノート

今、新築で家を建てた時に必ずつける必要のある設備の一つが「24時間換気システム」です。

いくら家の気密をよくしても、換気ができなければ室内の空気はどんどん汚れていきます。
そうならないように、換気システムは重要な設備です。

また、換気システムの中には家の中の熱を外に逃さないようにする機能を備えたものもあります。

このページでは、24時間換気システムの種類、比較、どれがおすすめか解説します。

この記事の内容
  • 導入を義務化された「24時間換気システム」の種類と内容
  • 第一種、第二種、第三種換気システムのそれぞれの仕組み
  • 3種類ある換気システムのそれぞれのメリット・デメリット
  • どの換気システムがおすすめ?

この記事を読めばあなたの家に必要な換気システムが分かります。

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目次

【導入義務化済み】24時間換気システムとは?

24時間換気システムは、吸気と排気で家の中の空気を入れ換える仕組みです。家の中の空気を自動的に循環させて入れ換える仕組みです。2003年の建築基準法の改正により全ての住宅に設置が義務付けられています。

24時間換気システムの目的は、室内に新鮮な空気の流れを供給し、結露、ダニ、菌、その他のアレルギーの要因やシックハウス症候群の原因物質を減らすことです。 

このような健康被害をなくすために、今新しく建てる住宅では「2時間に1回」建物の中の空気が入れ換わるように24時間換気することが義務付けられています。

シックハウス症候群:
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。
その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。

参考ページ(厚生労働省)

換気システムの種類による違いとメリット・デメリット

換気システムと言っても、キッチンにある換気扇を回しているだけではありません。家全体を常に新鮮な空気を保つためのシステムがあるのです。

換気システムの種類

換気システムには、室内への外気の取り込み方、出し方によって3種類に分けられます。

第1種、第2種、第3種換気システムのイメージ
  • 第一種換気:ファンで吸気、ファンで排気
  • 第二種換気:ファンで吸気、自然に排気
  • 第三種換気:ファンで排気、自然に吸気

それぞれの方法にも、メリットとデメリットがあります。

第一種換気のメリットとデメリット

第一種換気は、吸気・排気ともに機械式のファンを使って換気を行う方式です。

スクロールできます
 メリット デメリット
換気のコントロールがしやすい
熱交換式なら室温を安定化できる
冷暖房費の節約ができる 
イニシャルコストがかかる
電気代が比較的高額(特に熱交換式)
吸気ダクトが汚れると室内に汚れが拡散する 

吸気も排気も機械でするため、換気設計が容易でコントロールしやすいというメリットがあります。

また、熱交換器を付けた製品もあります。これは冬であれば暖かい排気と冷たい外気を入れ替える際に熱を受け渡し、外気を暖かくしてから室内に吸気します。

全熱交換換気と顕熱交換換気
全熱交換換気

熱と湿度の両方を調整可能

顕熱交換換気

熱のみを調整可能

価格は全熱交換換気装置の方が高価です。

室温を安定させることができるうえ、冷暖房費を節約することが可能です。

特に外気温との差が大きい寒冷地の冬に効果を発揮します。

その代わり、イニシャルコストが高い上、換気システム自体に電気代がかかるのがデメリットです。

また、メンテナンスをおこたると吸気ダクトが汚れるため、ホコリやカビなどが発生して室内に拡散させてしまう可能性があります。

ズボラさんには向いていないかもねぇ…

全館空調を導入する場合は、第一種換気が必須です。

第二種換気のメリットとデメリット

第二種換気は、吸気のみに機械式のファンを使って換気を行う方式です。排気は室内に押し込められた空気が自然に抜けるように排気口が配置されます。

第一種と比較するとシンプルな構造です。

スクロールできます
 メリット デメリット
イニシャルコストが安い
電気代が安い
室内にホコリが溜まりにくい 
気密が悪いと結露の原因となる
キッチンやトイレは強制排気が必要 

第一種換気と比較して、ファンが一台しか要らないのでイニシャルコスト、電気代が安くなります。

室内が正圧になるため、外部の汚染物質が入りにくくなります。そのため、病院やクリーンルームに採用されることがあります。

ただ、水蒸気の管理が難しく結露を防ぐのが困難です。また、キッチン・お風呂・トイレなどは排気用の換気扇が必要なため、換気のバランスが大きく崩れるでめっりとおもあります。

そのため住宅向けではパナホームで採用されているくらいで、第二種換気はほとんど使用されていません。

病院の無菌室なんかには使われているよ

第三種換気のメリットとデメリット

第三種換気は、排気のみに機械式のファンを使って換気を行う方式です。吸気は負圧になった室内に外気が自然に入って行くように吸気口が配置されます。

スクロールできます
 メリット デメリット
 イニシャルコストが安い
電気代が安い
メンテナンスが楽
気密が悪いと換気が計画通りにならない 

一番単純な方法としては、各部屋の吸気口から廊下を通って、トイレの換気扇から排気する方法です。

賃貸でもトイレの換気扇は24時間稼働って書いてあるの見たことあるよ

より換気を最適化するためには、排気ファンから各部屋にダクトで伸ばして排気する方法もあります(ダクト式)。

第一種換気と比較して、ファンが一台しか要らないのでイニシャルコスト、電気代が安くなります。

また、フィルター交換費用や清掃の手間などは第一種換気と比較すると簡単です。吸気側にダクトがないので、ダクトに汚れが溜まる心配もありません。

建物の気密性が悪いと、隙間から空気が漏れて室内に入ってくるため、換気設計が成立しない可能性があります。

換気システムは第一種換気と第三種換気のどっちを選ぶべき?

結局、どの換気方式がいちばんいいんだろ?

第二種換気についてはほとんど選択肢がないため、第一種と第三種で比較します。

4項目で比較した結果が次の表です。

スクロールできます
項目第一種換気第三種換気
イニシャルコスト高い安い
ランニングコスト電気代高いフィルター交換は1箇所だけ電気代安い
吸気口の数だけフィルター代がかかる
メンテナンス性フィルター交換は簡単ダクト内の掃除が自分では無理吸気口のフィルター交換だけ
省エネ性冷暖房費は節約可能換気による熱損失がある

どっちもメリット・デメリットがあるねえ

結局、どっちを選べばいいんだろ?

第一種換気がおすすめできる人

第一種換気にも2種類の方式「ダクト式」と「ダクトレス式」があります。

第一種換気システムのイメージ

第一種換気を採用するのであれば、ダクト式がおすすめ。その理由は、ダクト式の第一種換気は熱交換器をつけることによって室内の熱を失わないようにできることです。

熱交換機能付き第一種換気と第三種換気では暖房費が札幌で25〜30%、東京で20〜25%減らすことができます(参考:https://www.replan.ne.jp/articles/12139/2/)

そのため、光熱費を節約したうえで快適に暮らしたい人におすすめです。

また、全館空調にはほぼ必須です。

特に寒い地域で効果大!

冷暖房費の節約をしたい人におすすめ!

第三種換気がおすすめできる人

第三種換気にも「ダクト式」と「ダクトレス式」があります。

第三種換気システムのイメージ

ダクトレス 式は非常に簡単な構造でコストも安いため、賃貸アパートなどで採用されることが多いです。しかし、部屋ごとの換気状態にムラができるのがデメリット。

一方でダクト式の第三種換気は各部屋に排気ダクトを設置するため、正しく計算されて設置されていれば、家中新鮮な空気を導入することができます。

第三種換気は第一種換気と比較して導入しやすい価格が魅力です。メンテナンス性も簡単なフィルター交換だけです。

冬の寒さが厳しい地域では熱交換器の暖房費節約効果が大きいですが、そうでなければ運転費用の安い第三種換気はおすすめです。

イニシャルコスト・メンテナンス性重視の人におすすめ!

ダクト式とダクトレス式も比較

第一種換気にも第三種換気にもダクト式、ダクトレス式があります。

ダクト式は各部屋をダクトで繋ぎ、1箇所に集めた上で吸排気する方式です。

第一種換気は吸排気の両方、第三種換気は排気側のみをダクトで繋ぎます。

天井裏にダクトを張り巡らさせる必要があり、コストがかかりますが、狙った設計通りの換気がしやすくなります。

第一種ダクトレスの熱交換式は、排気時のファンユニットに熱を溜め、一定時間毎に吸排気が入れ替わった際に熱を室内に戻します。

換気が機能しているかが一番重要

第一種換気でも第三種換気でも、正しく使用されなくては意味がありません。

特に、気密性は重要

気密ができていないと、外気が換気口以外の場所から入ってきてしまいます。そのため、換気がきちんとできなくなってしまいます。

そうなると、吸気口のフィルターも役に立たなくなり熱効率も悪くなってしまいます。

効率的に換気を行うためにも、高気密であることが重要です。

機能なら第一種、価格やメンテナンス性なら第三種がおすすめ

機能性は第一種換気がいいんだね

安くて管理が楽なのは第三種換気ね

第一種換気にも第三種換気にも、それぞれにメリット・デメリットがあります。

自分が何を重視するかによって、どちらを選択するかを決めるべきです。

ただし、どんなに高性能な換気システムを導入しても気密が悪ければその良さはスポイルされてしまいます。

換気システムを選ぶ際にはハウスメーカーや工務店と相談しながら、後悔のないように選ぶようにしましょう。

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