「都市を生き抜く、揺るぎない堅牢さ。60年先まで価値が続く、鉄骨・ALC造のパイオニア」
へーベルハウス(旭化成ホームズ)は、都市部での家づくりにおいて圧倒的な存在感を放つハウスメーカーです。
その最大の特徴は、独自の建材「へーベル板(ALCコンクリート)」と強靭な鉄骨構造にあります。
耐火性・耐震性・耐久性のすべてにおいて高い水準を誇り、世代を超えて住み継ぐ「ロングライフ住宅」の思想を具現化しています。
この記事では、ヘーベルハウスの全体概要から建築特徴、そして外観とデザインに至るまでを詳細に解説します。
この記事を通じて、あなたの理想の家づくりが、ヘーベルハウスで実現できるか判断するお手伝いをさせていただきます。
へーベルハウスの基本情報と特徴
へーベルハウスは、旭化成グループの住宅事業を担う「旭化成ホームズ」が展開するブランドです。
一般的な木造住宅とは異なり、ビル建築などにも使われる軽量気泡コンクリート(ALC)を住宅用に進化させた「へーベル板」を外壁や床に使用している点が、他社にはない唯一無二の特徴といえます。

| 会社名 | 旭化成ホームズ株式会社 |
|---|---|
| HP | https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/ |
| 設立 | 1972年(旭化成株式会社より住宅事業部を分離独立) |
| 坪単価目安 | 125万円〜(平均138万円:2024年度) |
| 構造 | 鉄骨造(軽量鉄骨造・重量鉄骨造) |
| 保証期間 | 初期保証30年(最長60年の点検・補修プログラムあり) |
ヘーベルハウスの住まいは、日本の厳しい自然環境や地震リスクに対応するため、独自の先進技術を数多く導入しています。その最大の特徴は、代名詞とも言える素材「ALC(軽量気泡コンクリート)」を活用した建築手法にあり、主に以下の優れた性能を兼ね備えています。
- 高い堅牢性: 軽量ながら高強度で、優れた耐震性と耐火性を発揮
- 快適な居住性能: 独自の構造による高い断熱性と遮音性を実現
- 環境性能: エネルギー効率を追求したサステナブルな設計
また、デザイン面においてもモダンでスタイリッシュな外観を確立しており、住む人の多様なライフスタイルに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。高い機能性とデザイン性を両立させることで、長く安心して住み続けられる住まいを提供しています。
へーベルハウスを選択するのメリット

へーベルハウスを選ぶ最大のメリットは、過酷な都市環境でも家族の安全を守り抜く「強さ」と、将来にわたって資産価値を維持できる「長寿命性」にあります。
ここでは、施主から高く評価されている4つのポイントについて詳しく解説します。

災害に強い圧倒的な耐火性能と耐久性
へーベルハウスの象徴である 軽量気泡コンクリートALC(Autoclaved Lightweight Concrete)、通称「へーベル板」は、国土交通大臣認定の耐火構造部材です。ドイツのヘーベルガスベトン社と技術提携して旭化成ホームズが日本に初めて導入しました。

万が一の火災時にも、隣家からの延焼を防ぎ、室内の温度上昇を最小限に抑える能力に長けています。
また、建材自体の耐久性が極めて高く、適切なメンテナンスを行うことで、数十年にわたり新築時に近い性能を維持できるのが強みです。
「都市を、もっと強く。」というコンセプト通り、家が密集する地域でも安心して暮らせる性能を備えています。
地震時の揺れを抑える高度な制振技術
へーベルハウスでは、地震による建物の損傷を防ぐために、独自の制振デバイスを採用しています。

2階建て向けの軽量鉄骨構造では、地震エネルギーを吸収する「極低降伏点鋼」を用いた制振フレームが標準搭載されており、繰り返しの余震に対しても高い効果を発揮します。
この制振技術のより、家の構造体だけでなく内装材や家具のダメージも軽減することが可能です。
阪神・淡路大震災や近年の大規模な洪水被害においても、建物が倒壊せずに残った事例が多く報告されており、災害に対する信頼性は非常に高いです。
自由度の高い3階建てと空間活用
重量鉄骨を用いた「重鉄(システムラーメン構造)」により、都市部の限られた敷地を最大限に活用できる設計力が魅力です。
大開口の窓や柱のない広いリビング、屋上利用(プラスワンリビング)など、都市部ならではの贅沢な空間づくりが得意で、1階を店舗やガレージ、2階以上に居住スペースを設けるといった、賃貸併用住宅や二世帯住宅のノウハウも豊富です。

床の段差を利用した「ダウンフロア」や、スキップフロアなど、縦の空間を有効に使う提案も充実しています。
将来の売却も有利になる高い資産価値
「ロングライフ住宅」を掲げるへーベルハウスは、中古住宅市場においても「ストックへーベルハウス」として独自の評価基準を持っています。

一般的に日本の住宅は築20年も経てば建物価値がゼロに近くなると言われますが、へーベルハウスは強固な構造と充実した点検記録があるため、将来的な売却(スムストック対応)の際にも建物価値が正当に評価されやすいメリットがあります。
へーベルハウスのデメリット(注意点)
へーベルハウスは非常に高性能な住宅ですが、その特殊な構造ゆえに検討者が知っておくべき注意点もいくつか存在します。

後悔しない家づくりのために、特にコストとデザインの制限については事前に理解しておく必要があります。
トップクラスに高額な建築コスト
へーベルハウスの坪単価は、大手ハウスメーカーの中でも最高水準に位置します。独自のALC板や精密な鉄骨部材、手厚いアフターサービス体制を維持するためのコストが価格に反映されているため、予算が限られている場合は慎重な検討が必要です。
オプションを増やすと、坪単価が140万円を超えるケースも少なくありません。
外観デザインが「四角い箱型」に限定されやすい
へーベル板は一定のサイズのパネルを組み合わせて構成するため、外観デザインが直線を基調としたモダンなスタイル、いわゆる「箱型」になりやすい傾向があります。

最近ではデザインの幅も広がっていますが、南欧風の曲線を用いたデザインや、木質感あふれる伝統的な和風の外観を希望する方にとっては、自由度が低いと感じる場合があるでしょう。
断熱性能への懸念と冬の冷え込み
ヘーベルハウスの断熱性能はハイレベルではありますが、最高レベルではありません。
鉄骨造全般に言えることですが、木造に比べて熱を伝えやすい(ヒートブリッジ現象)という特性があります。
へーベルハウスでは高性能な断熱材「ネオマフォーム」で対策していますが、木造の超高断熱住宅と比較すると「冬の朝に床や壁がひんやりする」と感じるオーナーも一定数存在します。
寒冷地での建築や、極めて高い断熱スペックを求める場合は、断熱仕様の確認が必須です。
へーベルハウスの坪単価と建築費用の目安
へーベルハウスの坪単価は、目安は128万円〜となっており、30坪の2階建てで約3,800万円以上かかる計算です。これは、積水ハウスや住友林業などと並ぶ国内最高級の価格帯です。

価格帯が他社より高くなる主な理由は、住宅密集地での施工にも耐えうる堅牢な構造と、60年間のメンテナンスを見越した部材のクオリティにあります。
30坪程度の標準的な住宅でも、建物本体価格だけで3,000万円を軽く超え、付帯工事や諸経費を含めると総額で4,000万円以上になるのが一般的です。
初期投資は大きいものの、将来の修繕費を抑えられる「ライフサイクルコスト」の視点で見れば、長期的な経済性は高いといえるでしょう。
へーベルハウスの卓越した性能を支える「独自の技術」と「構造」
へーベルハウスの住まいが長きにわたって価値を保ち続ける理由は、旭化成グループの技術力を結集した独自の部材と、それらを最適に組み合わせた工法にあります。住まいの質を根本から高める主要なテクノロジーを解説します。
1. 進化を続ける3つの鉄骨構造
へーベルハウスでは、耐久性と耐震性に優れた鉄骨構造を、建物の規模や目的に合わせて最適に使い分けています。

- ハイブリッド重鉄「デュアルテックラーメン構造」
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40〜60坪クラスの2階建てに適した構造です。軽量鉄骨のコストパフォーマンスと重量鉄骨の強靭さを兼ね備え、大開口の窓などこだわりの設計にも柔軟に対応します。
- 軽量鉄骨「ハイパワード制震ALC構造」
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2階建て住宅の標準となる構造です。制震フレーム「ハイパワードクロス」を組み込むことで、地震の揺れエネルギーを吸収して熱に変換。建物の変形を最大約半分に抑え、構造体だけでなく壁紙の割れなどの内装被害も最小限に留めます。
- 重量鉄骨「システムラーメン構造」
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3階建て以上に採用される、極太の柱と梁を強固に接合した構造です。壁を最小限に抑えながら圧倒的な強度を確保できるため、柱のない広大なリビングや、最大3.2mの張り出し(オーバーハング)など、都市部の狭小地でも土地を最大限に活かした自由な空間設計を可能にします。
とくにヘーベルハウスの得意分野として認知されているのは、狭小住宅への対応力の高さ。
都市部の狭小住宅の場合、3階建てを検討する方も多いと思いますが、2階建てと異なり、3階建てでは建築基準法における制限が増えます。
木造住宅では基準をクリアするための構造強化が必要ですが、ヘーベルハウスの鉄骨構造はそのような強化が最小限にすみます。その分、無駄なく土地が活用できる、自由な間取りを実現できます。
2. 万能の建材:ALCコンクリート「へーベル板」
「へーベルハウス」の名の由来でもあるALC(軽量気泡コンクリート)は、過酷な環境にも耐える驚異的な性能を誇ります。

ALC、通称ヘーベル板の特徴は次のとおりです。
- 優れたコンクリート強度を実現
- 内部に含まれた無数の独立気泡が音を吸収
- 過酷な耐火試験をクリアした耐火構造部材
- 高い断熱性能で暑さ・寒さを遮り、結露も防止
ALCコンクリートのヘーベル板は、内部に無数の細かい気泡を含むため、断熱性能に優れており、普通コンクリートの約10倍の性能を持っています。
建物の暑さや寒さを遮る効果があり、空調を必要とする建築物のランニングコストを低減できます。
さらに、耐火性や断熱性能、遮音性に優れており、建物全体の耐久性や快適性を向上させる特徴があります。
3. 世界最高水準の断熱材「ネオマフォーム」
鉄骨住宅の快適性を左右する断熱には、旭化成が開発した高性能断熱材「ネオマフォーム」を採用しています。

ヘーベルハウスで使用される断熱材、ネオマフォームは、旭化成建材が製造するフェノールフォーム断熱材で、以下の特徴があります。
- 高断熱性能
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ネオマフォームは熱伝導率が0.020W/(m・K)というトップクラスの断熱性能を持っています。熱伝導率は断熱性能が高いことを表す数値で、この数値が小さいほど断熱性能が高いとされます。
- 耐燃焼性能
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フェノール樹脂という素材は強く燃えにくく、火に当たっても燃焼することなく炭化します。
- シックハウス症候群対策
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ネオマフォームは、シックハウスの評価項目の一つであるホルムアルデヒド放散等級がF☆☆☆☆で、建築基準法上、内装仕上げの規制対象外品として面積制限なしで使用できます。また、4つの化学物質「4VOC(揮発性有機化合物)」についても、放散速度が基準値を大きく下回る結果となり、その安全性が確認されています。
- 長期断熱性能
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ヘーベルハウスはロングライフを謳っているハウスメーカーで、断熱性能が建てた時は良かったけど、10年、20年したら経年劣化した、ということがないよう、長期断熱性能についても試験を行っているようです。
ヘーベルハウスでは、これらの特性を活かし、断熱材の厚みを増やすことで断熱性能を高めています。
しかし、ヘーベルハウスの断熱性や気密性は木造住宅に比べて低いとの指摘もあります。
そのため、ヘーベルハウスを検討する際は、これらの点を考慮に入れることが重要です。
都市型住宅にへーベルハウスが選ばれる理由
特に3階建ての建築においては、法律で義務付けられている「構造計算」が必要です。元々の強度が極めて高いへーベルハウスの鉄骨構造は、過度な補強で空間を削ることなく、理想の間取りを実現できます。
一部では「木造に比べて断熱・気密性が低い」という声もありますが、へーベルハウスは独自のALC板とネオマフォームの相乗効果により、鉄骨住宅の常識を覆す高い居住性能を追求しています。
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へーベルハウスの口コミ・評判からわかる傾向

実際にへーベルハウスで建てた施主や、展示場を訪れた検討者の声からは、ブランドに対する信頼と価格に対する戸惑いが混在する傾向が見て取れます。
良い評価|高品質な建物と対応
良い評価としては、
- 「震災時の安心感が他社とは比較にならない」
- 「アフターフォローが非常に迅速で、小さな不具合でもすぐに対応してくれる」
といった、安心・安全面への満足度が非常に高いのが特徴です。
また、「営業担当者の土地活用や税金に関する知識が深く、信頼できた」というプロフェッショナルな対応を評価する声も多く見られます。
良くない評価|コストの高さと個性のない見た目
一方で否定的な意見としては、
- 「やはり他社に比べて見積もりが高く、予算調整に苦労した」
- 「外観が画一的で、街中で一目でへーベルだと分かってしまうのが少し嫌だ」
といった、コストと個性の出しにくさを指摘する声があります。
また、鉄骨造ゆえに家の中でのWi-Fiの電波の通りにくさを気にする施主も一定数存在するため、設計時の配慮が必要です。
へーベルハウスはどんな人におすすめ?
へーベルハウスの強みと弱みを総合的に判断すると、以下のようなニーズを持つ方に最適なハウスメーカーといえます。
- 災害への安心感を何よりも優先したい人
-
地震や火災、さらには水害に対しても強い住宅を求めており、家族の命を守るための「シェルター」としての機能を重視する方に向いています。
- 都市部の狭小地や3階建てを検討している人
-
限られた土地を最大限に活用し、屋上やビルトインガレージ、店舗併用住宅などを実現したい方にとって、重量鉄骨の設計力は大きな武器になります。
- 家を「一生の資産」として大切にしたい人
-
一時的な流行り廃りではなく、60年先まで住み続けることを前提に、メンテナンスの手間や将来の売却価値まで見据えた合理的な判断をしたい方に推奨されます。
へーベルハウスは、初期費用こそ高いものの、それに見合うだけの圧倒的な安心感と長期的な価値を提供してくれるメーカーです。
ヘーベルハウスの家づくりに興味を持たれた方は、まずはLIFULL HOME’Sのカタログ取り寄せサービスを利用して、最新のデザイン実例や間取りのバリエーションを確認することから始めてみましょう。
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